
木格子による歩車道との境

ハマサンゴを根石に柱を立て周囲は差石風とした。
床板は八重山の島材を用い、建具には藍染を張る。
白保海岸の景色を意匠として取り込んだ。

白保の海

玄関と連続した和室は来客受けにも使いやすい。

天井は二つに折り曲げふわりと張ってみる。

和室は建具の開閉でゲストルームとして使える。

八重山ミンサーの「五つ四」を模して月桃紙を裏表交互に張る。

家事室を中心に水廻りの諸室をつなげる。

広く取った廊下/家事室とワークカウンター

北西にまとめた水廻り部のみ片持ちで浮かせ
外部スラブ下へ各設備配管を露出
隣地高低差を利用してメンテナンス性を高めた。

魚影を思わせる島藍の染め模様
八重山の「藍布工房」高階章氏の作。
概要 壁式鉄筋コンクリート造平屋建住宅
敷地面積 188㎡(57坪)
延床面積 94㎡(28坪)
建築 有限会社 仲真組
電気 有限会社 糸洲電気工事社
給排水 有限会社 島設備
写真 REDMINE 安斉勝博

サンゴは古い石積みの一部を譲り受けました。
(海岸でのサンゴ採取は法律で禁止されています)